船を出て、見学に行ってきました!レポート
さて、突然ですが皆さんに質問です。
みらいへの救命いかだ(ライフラフト)はどこのあって、普段はどのような形で設置されていて、緊急時にどのようにしたら使用できるようになるのかご存じですか?
また、このライフラフトは本当に開くのか、テストは行っているのか??
そもそもライフラフトって・・・?
あまり、具体的には想像がつかないですよね?
私たちスタッフクルーも、実際にみらいへのライフラフトを開いたことはまだありません。
ですが、年に一回ドック(車で言う車検のようなもの)の時には、専門の会社の方に点検整備をお願いしています。
今回は、みらいへのライフラフトの点検整備を行って下さっている
株式会社 横浜通商
に見学へ出かけました。
さて、そもそもライフラフトとは、普段はみらいへのブリッジの後ろにある白い俵のおにぎり型のカプセルの中に入っていて、緊急時に海面に落ちて膨らみ、そちらに乗り移って助けを待つ為のいかだです。
緊急時には、デッキにあるレバーを引くかカプセル自体が水深2~5mまで沈むと水圧を感知して膨らんで水面に上がってくる仕組みです。
今回は、みらいへのライフラフトを実際に膨らませることはできませんので、横浜通商さんでまさにこれから点検するぞ!というライフラフトを膨らますところを見学、体験をさせていただきました。
これから、実ガス膨脹試験(実際のボンベを使用して、ライフラフトを膨らませる)が始まります
特別にスタッフクルーがトリガーを引かせてもらうと・・・
みるみるうちに広がっていきます!
広がったライフラフトに臨場感あふれる乗りこみ練習かねて乗りこみ、写真に臨場感を出すために悲壮感を表現してみました。
その、ラフトの中には、艤装品が積みつけられています。
中を開けると、食糧・飲料水・浮輪・医療具・・・・・と最低限必要なものが詰まっています!それぞれの使用方法も復習を兼ねて教わりました。
こういった指導書も。。。ちなみに紙は水に溶けて破れない素材です。
ここで気になるのが、食糧の味ですよね!
種類もいろいろあり試食もさせてもらいましたので、紹介します。
まずは、みらいへのライフラフトに積みつけているものです。
そして、パッケージが帆船でかっこいいものです
最後に、救命食糧としてはなんと初めての受賞!モンドセレクション最高金賞を受賞したものだそうです
味は、それぞれ特徴がありますが・・・・・・・総じておいしい!
想像ではもっと味がなくてボソボソした食感かと想像していましたが、まるでおやつやね~とスタッフ一同おいしくいただきました。
おかげで、船に帰る頃は満腹でした(少しの量で満腹感を得られるように作られています)。
なかなか緊急時には出会わないと思うので、皆さんに味を知っていただくには・・・と調べてみるとどうやらネット販売も行われているようですね。
スタッフからは、賞味期限も長いし、持ち歩きにも軽いので、山登りや自宅の持ち出し袋にぴったりかな?という意見も聞かれました。
整備、点検が実際どういった場所でどのように行われているのか、見学することによってイメージではなく知識となったので、これからの航海で皆さんにわかりやすく解説できるかと思います。
写真も、もっとたくさんとっていますので興味のある方はぜひお声掛け下さい◎
お忙しい中、見学を受け入れていただきました株式会社 横浜通商の皆さま、本当にありがとうございました!
やえ