【2025年版】ANAビジネスクラスの機内食を短距離・中距離・長距離線別にブログ解説

機内食が美味しいと評判のエアライン・ANA。

しかし、一口に機内食と言っても、短距離・中距離・長距離によってメニューの詳細もさまざまです。

海外路線に関しては現地のケータリングを利用しているため、機内食のクオリティが一定でない点にも注意が必要です。

今回は、そんなANAのビジネスクラスで楽しめる機内食をご紹介します。

各路線のメニューの特徴はもちろん、味の評判や軽食メニューについても併せてチェックしていきましょう。

ANAビジネスクラスの機内食 短距離線

羽田→ソウル線

ANAビジネスクラスの羽田ソウル線では、ワンプレートで機内食が提供されています。

前菜は寿司をベースにしており、海老小袖寿司、鮭と胡麻の伊達巻寿司、干瓢細巻きがのせられています。

また、レフォールソースがかかったローストビーフも付いてくるので、洋食の風味を一緒に楽しみたい人におすすめです。

続いて牛肉のしぐれ焼きがメインディッシュとして登場し、肉の旨味と上品さが口いっぱいに広がります。

俵御飯とチャバタブレッドも提供されますが、ブレッドは温かい状態なので出来立てのような美味しさを味わえるのが特徴です。

デザートの小菓子もあるので、甘いもので食事の満足感を増幅できます。

また、ANAでは短距離線でもシャンパンをチョイスできる貴重なエアラインとして知られており、フランス産のシャンパンで豪華な時間を過ごせます。

ほかにも赤ワインや白ワインなどがあるため、自身の好みやメニューとの相性に応じて選びましょう。

なお、2025年時点でANAの中長距離路線ではジャパニーズウイスキーも用意されており、ANAの中距離線は白州12年、長距離線においては響ブレンダーズチョイスをオーダーできます。

ソウル→羽田線

ヘルシーな機内食を楽しみたいなら、ANAビジネスクラスでソウルから羽田までフライトしてみましょう。

鶏むね肉のステーキがメインディッシュとして出されており、ボリュームはあるものの鶏むね肉なので重くならないのが嬉しいポイント。

サイドにはプルコギと梨のサラダが付いているので、韓国ならではの風味を堪能できます。

全体的に野菜の量が多く、旅行中のカロリーや栄養面が気になる人にもピッタリです。

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ANAビジネスクラスの機内食 中距離線

羽田→シンガポール線

中距離線・長距離線では機内食の提供が開始されると、おつまみとしてアミューズが提供されます。

羽田発シンガポール線では、抹茶とアーモンドのパイスティック、杏とバターのロールケーキ、セミドライチェリートマトとチーズのハーブオイル添えが提供されています。

その後はスモークサーモンコンフィのいくらのせと合鴨のローストが提供されており、高級レストランに来たかのような美しい盛り付けも魅力です。

ハードサイズの全粒粉バゲットとハーブの香り豊かなディルブレッドも付いていますが、希望すれば御飯、味噌汁、香の物も食べられます。

メインの牛フィレ肉にはソテーポルチーニのクリームソースがかけられており、焼き加減もミディアムレアで完璧。

デザートにはマロンムースと生クリームをふんだんに使ったプルミエマロンが食べられるので、フライト中に本格的なスイーツを満喫したい人にピッタリです。

成田→バンコク線

成田からバンコクまでビジネスクラスでフライトする場合、高級懐石のような機内食を堪能できます。

まずはチーズとエビのマリネ、ペッパーパイスティックが提供され、おつまみ感覚で手軽に食べられるのが特徴的。

続いて前菜は小鉢2種類で、金目鯛炙りに豆苗のサラダと柚子ポン酢ジュレ添え、鶏肉と茄子のえごま味噌がけが登場します。

大きなプレートには無花果のワインジュレがけ、紅鮭昆布巻き、揚げ海老真丈、いぶりがっこ溜まりチーズ、最中などものせられており、和の中に洋風の味わいも感じられるフュージョン料理を楽しめます。

特にワインジュレは甘味が強く、デザート感覚で食べたい人にも最適です。

メインで提供されるのは黒毛和牛と湯葉の有馬煮およびメヌケ西京焼きで、肉と魚の両方を食べられるのがメリット。

どちらも適度な量が入っているため、一度でさまざまな料理を味わえます。

食後にはモンブランに風味が似ているクレームドマロンが提供されており、日本人にとって親しみやすいデザートです。

クアラルンプール→羽田線

クアラルンプールから羽田までANAのビジネスクラスに搭乗する場合、アジアンテイストな前菜が食べられます。

アミューズではタンドリーチキンと野菜がカップに入れられており、機内でもアジアならではの食事を楽しめるのが魅力です。

前菜ではホタテ、エビ、サーモンのサラダが提供され、特にホタテはシャンパンとの相性もバッチリ。

新鮮なシーフードは味に定評があるのはもちろん、見た目も色とりどりで美しく、フォトジェニックな写真を撮りたい場合にも最適です。

その後はビーフブレゼのデミグラスソース添えが登場し、付け合わせとしてスライスされた野菜やポテトものせられています。

アジアン料理、シーフード、肉類、野菜といったバリエーション豊富なメニューを一度に楽しめるため、充実した食事の時間を過ごせます。

ANAビジネスクラスの機内食 長距離線

羽田→ロンドン線

羽田発ロンドン線では、洋食と和食の両方を堪能できます。

前菜には豚のテリーヌとスモークサーモン、バゲットが提供され、添えられているディルで風味の調節も可能です。

メインはデミグラスソースがかかった牛フィレ肉のステーキで、ポテトグラタンものせられています。

付け合わせとして紫キャベツのマリネ、ブロッコリー、玉ねぎなども付いているため、タンパク質、炭水化物、野菜をバランス良く摂取できます。

デザートには見た目も美しいムースのほか、チーズの盛り合わせも登場するのが嬉しいポイント。

チーズはワインとの相性も良く、甘いもの以外でお口直しをしたい場合にも最適です。

また、2度目の機内食では、日本人の口に合う和食のメニューを食べられます。

小鉢には筑前煮が入っており、主催は銀鰈幽庵焼きです。

色とりどりの野菜が添えられているため、味だけでなく視覚的にも楽しめます。

俵御飯、味噌汁、香の物なども一緒に提供されており、初めて海外旅行する人にもおすすめの機内食です。

ロンドン→羽田線

ANAビジネスクラスのロンドン羽田線は、デザートの種類が豊富です。

前菜にはテリーヌとキヌアサラダ、バゲット、コーンスープが提供されており、色鮮やかなテリーヌとキヌアサラダは写真映えも抜群。

ただし、コーンスープはややインスタントのような味わいなので、不要な場合はスキップしても問題ありません。

メインはボリューム満点で、牛フィレ肉の牛フィレ肉のステーキとトリュフ風味のマデイラワインソースがけです。

肉厚なステーキ肉はもちろん、野菜もたっぷり付いてくるので、お腹いっぱい食べたい人におすすめのメニューです。

お待ちかねのデザートでは、まずアップルパイとチーズの盛り合わせという甘さとしょっぱさのバランスが取れたプレートが提供されます。

その後はピエール・エルメ監修のエモーションモンブランが登場し、まるで高級ホテルのカフェでお茶をしているかのような体験を楽しめます。

プレートにはマロンのジュレ、イチゴ入り野ばらの実のコンポート、バニラ風味マスカルポーネクリーム、マロンのクリーム、アーモンド入りビスキュイなどがのせられており、思う存分にデザートを満喫できるのが魅力です。

イスタンブール→羽田線

イスタンブール発のアミューズはサーモンとオルゾのサラダ アーティチョーク、モッツァレラチーズ スライスビーフのピンチョス。

続いて登場するスモークダックとオルゾサラダおよびスモークサーモンのオレンジ風味ソースは、かなり臭みが強い点に注意が必要です。

風味自体もほとんど旨味がなく、かなりクセのある味付けが施されています。

メインは牛フィレ肉のステーキにグリーンペッパー風味のデミグラスソースがかけられており、日本人も食べ慣れている一般的なステーキ肉です。

ただし、日本発路線で提供されるステーキ肉と比べると、やや質が劣るとの声が寄せられています。

デザートにはミルクケーキとカラメルソースが提供されており、甘いものが好きな人に嬉しいメニューです。

なお、到着前には和食が食べられるのが特徴で、小鉢のひじき煮、鶏味噌漬け焼き、白御飯、味噌汁などが食べられます。

栄養バランスが良く、旅行中の栄養不足が気になる場合におすすめです。

ANAビジネスクラスの機内食後に提供される軽食

ANAオリジナル ～香る福岡～ コク旨とんこつ風ラーメン

2025年のリニューアルを機に、福岡の郷土料理であるとんこつ風ラーメンを機内でも楽しめるようになりました。

まろやかなとんこつ風スープをベースに、スープの旨味をたっぷりと絡めとる細麺が組み合わさったおすすめの機内食です。

トッピングとして紅生姜や香味油も付いているので、味変しながら食べられるのも特徴です。

ANAオリジナル ～恵みの北海道 ～ 濃厚ねぎ味噌ラーメン

北海道の味噌を使った濃厚ねぎ味噌ラーメンで、玉ねぎ、練りごま、生姜などの風味を感じられます。

中太麺なので満腹感もあり、自然豊かな北海道の風味を手軽に楽しめる逸品です。

カレー

食後の軽食として、家庭料理の定番・カレーライスも楽しめます。

大きめにカットされたニンジンやジャガイモのほか、肉もゴロッと入っているため、食べ応え抜群の機内食です。

家庭的な野菜とお肉ごろっとのカレー。

【イスタンブール線限定】 ケバブと茄子のパプリカソース グリーンペッパー添え

イスタンブール線のみ、食後の軽食に現地の定番メニュー・ケバブが登場します。

大きなケバブには茄子のパプリカソースとグリーンペッパーが添えられており、機内で本格的な現地料理を味わえます。

また、バターライスも付いているため、満腹感を得たい人にもピッタリの機内食です。

サンドイッチ

大きなエビ入りのサンドイッチが提供されており、トマトやレタスなどの野菜も入っています。

サッパリした味付けなので、肉類が苦手な人やシーフードを堪能したい人におすすめです。

ハーゲンダッツ アイスクリーム

ANAビジネスクラスの機内食後には、お口直しにも最適な高級アイスクリーム・ハーゲンダッツのバニラ味が提供されています。

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ANAビジネスクラスに搭乗して極上の食事を楽しもう！

ANA＝機内食のクオリティが高いと言われていますが、実は路線によって評判もさまざまです。

特に海外の路線では味がイマイチなこともあるため、事前にリサーチした上で利用することが大切です。

自身のニーズや好みと照らし合わせ、ANAビジネスクラスの機内食で快適な空の旅を実現させてくださいね。