
伊丹空港には、世界でも珍しい「空港内ワイナリー」があることをご存じでしょうか?
「大阪エアポートワイナリー」では実際に店内でワインを醸造しており、南イタリア料理をベースにした本格的な料理とともに自家製ワインを楽しめます。
その大阪エアポートワイナリーでは、プライオリティパス会員であれば、セットメニューとワイン飲み放題が無料で利用できるんです。
この記事では、筆者が実際に「大阪エアポートワイナリー」を訪問した感想を紹介します。ぜひ参考にしてください。
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伊丹空港のプライオリティパスレストラン「大阪エアポートワイナリー」の基本情報
「大阪エアポートワイナリー」は伊丹空港にある、世界でも珍しい空港内ワイナリーです。
実際に醸造設備を備えており、ガラス越しにワイン造りの様子を見ることができます。
南イタリア料理をベースにした本格的な食事を提供しており、メニューも豊富です。
プライオリティパスを提示すると、肉料理か魚料理のセットメニューとハウスワイン飲み放題(またはソフトドリンク1杯)が最大1時間無料で楽しめます。
通常であれば3,000円以上する内容なので、プライオリティパス利用者にとっては非常に嬉しい特典です。
大阪エアポートワイナリーの基本情報は以下の通りです。
店舗名 | 大阪エアポートワイナリー |
場所 | 伊丹空港 中央ブロック3階 レストランエリア(ランドサイド) |
営業時間 | 11:00〜22:00(ラストオーダー 21:00) |
休業日 | 年中無休 |
プライオリティパス特典 | セットメニュー+1時間ハウスワイン飲み放題(またはソフトドリンク1杯) |
利用条件 | プライオリティパスと出発前3時間以内の搭乗券を提示 |
再入場 | 6時間以内の再利用は不可 |
子ども料金 | 7歳未満は大人とシェアの場合に限り無料 |
設備 | Wi-Fi、冷暖房、アルコール提供、ソフトドリンク、バリアフリー、禁煙 |
営業時間が長く、年中無休なので利用しやすい点もポイントです。
ただし、2025年8月以降は「到着時の利用」ができなくなり、出発時のみの利用に制限されているのでご注意ください。
また、混雑状況は時間帯によって変わりますが、昼食時や夕方のディナータイムは待ち時間が発生することがあるようです。
混雑時には大阪エアポートワイナリー側の判断で利用が制限されることがあるので、もし可能ならメイン時間は避けることをおすすめします。
「大阪エアポートワイナリー」の行き方
大阪エアポートワイナリーは伊丹空港の中央ブロック3階のレストランエリアに位置しており、セキュリティチェック前の一般エリア(ランドサイド)にあります。
そのため、飛行機に乗らない人でも入店が可能です。
中央ブロックのエレベーターで3階に上がり、レストラン街に向かえばすぐに見つけられます。
店の外観はガラス張りで、ワイン醸造タンクが並ぶ独特の雰囲気なので、初めて訪れた人でもすぐに気付けるでしょう。
大阪エアポートワイナリーの近くにはカードラウンジのラウンジオーサカがあります。
大阪エアポートワイナリーで食事をしてからラウンジオーサカでデスクワークをするのもおすすめです。
「大阪エアポートワイナリー」内の様子
座席数は約20席とあまり広くはないですが、店内は落ち着いた雰囲気で、フライト前にゆっくり食事やワインを楽しむのにピッタリです。
あちこちにワインボトルやワイン樽風のオブジェがあり、ガラス越しに見えるワインタンクがとくに印象的で、「ワイナリーに来た」という特別感とワクワク感を味わえます。
座席はテーブル席が中心で、1人用から4人用まで幅広く用意されています。
全体的にひとりで訪れても過ごしやすい雰囲気なので、出張の合間や一人旅の途中でも気軽に立ち寄れます。
「大阪エアポートワイナリー」のプライオリティパスメニュー
プライオリティパスで提供されるのは、セットメニューとドリンクです。
セットメニューは肉料理または魚料理のメインから選べ、ライスまたはパンが付いてきます。
内容は季節や仕入れ状況により変更されるため、メインはチキン料理になることもあります。
訪問するたびに違った料理を楽しめるのも魅力です。
このお店の目玉はやはりワインです。
醸造所ならではのフレッシュなハウスワインを、最大1時間飲み放題で楽しめます。
飲み放題で提供されるハウスワインは複数種類あり、筆者が利用した時は以下の8種類でした。
軽やかな口当たりのものから果実味が強いものまで、それぞれ異なる良さを楽しめます。
- コンコード(赤・辛口)
- リースリング(白・辛口)
- マスカット・ゴルド・ブラン(白・辛口)
- マスカット・ベーリー(赤・辛口)
- ナイアガラスパークリング(オレンジ・辛口)
- ブレンド・スパークリング(赤・辛口)
- スチューベン ブラン・ド・ノワール
- メルロー(赤・辛口)
筆者が1回目の訪問で選んだのは魚料理のセットです。
白身魚は身がホロホロとほぐれる柔らかさで、暑い夏にピッタリなレモンが香るクリームソースとの相性が抜群。
ペッパーの刺激とオリーブオイルの香りが加わり、爽やかに楽しめる一皿でした。
付け合わせのブロッコリーやカボチャともソースがよく絡み、白ワインやスパークリングとのペアリングもおすすめだと思います。
セットのサラダはビネガーがしっかり効いており、さっぱりといただけます。
パンは小麦の香りが豊かで、全体の満足度をさらに高めてくれます。
2回目に訪問した際は「チキン南蛮しば漬けタルタルソース」をチョイス。
しば漬けのタルタルソースは初挑戦でしたが、濃いピンク色のソースで見た目のインパクトがすごいです。
お肉は柔らかくジューシーで、タルタルソースの甘酸っぱさと絶妙に合います。
しば漬けの風味がワインとの相性もばっちりです。
全体的に料理の量は控え目ですが、とても美味しかったです。
ソフトドリンク(1杯無料)も選べるので、お酒を飲まない人でも十分に楽しめます。
プライオリティパスメニューだけでは物足りないという人は別途500円〜から注文できるアラカルトメニューの追加注文もおすすめです。
「大阪エアポートワイナリー」でタダ飯を楽しもう!
大阪エアポートワイナリーは、伊丹空港利用時にぜひ立ち寄りたいプライオリティパス対応レストランです。
世界初の空港内ワイン醸造所であり、ワイナリーの作業風景を見ながら飲むワインは特別感があります。
また、単なるレストランではなく、プライオリティパスを持つ人にとっては“タダ飯スポット”としても注目されています。
空港の食事は高額になりがちですが、ここではプライオリティパスの特典を活用することで、無料で本格的な料理とワインの飲み放題が楽しめます。
ただし、注意点としては「到着後の利用が不可」になったことと「出発3時間以内の搭乗券が必要」であること。
この条件を満たさないと利用できないため、旅行や出張のスケジュールを組む際には注意が必要です。
大阪エアポートワイナリーでフライト前の贅沢なひと時を過ごしてみてください。