「空港での乗り継ぎ時間にゆったりリラックスしたい」「無料で空港のレストランやスパを利用したい」といったニーズを満たしてくれるプライオリティパス。
プライオリティパスを特典としているクレジットカードもたくさんあるものの、2019年以降プライオリティパス付きクレジットカードの改悪が頻発しています。
プライオリティパス付きクレジットカードの改悪が行われると、空港内での施設の利用に制限が発生します。
当記事では、プライオリティパス付きクレジットカードの改悪の最新情報や2025年1月最新のプライオリティパス付きおすすめクレジットカードもご紹介していきます。
タップできるもくじ
そもそも、プライオリティパス付きのクレジットカードはなぜ改悪するのか?
近年、プライオリティパス付きクレジットカードの改悪が続いています。
プライオリティパス付きクレジットカードとは、その名の通り空港でプライオリティパスが利用できるクレジットカードのことを指します。
「Priority Pass」と記載されている空港で利用できるシステムで、ラウンジ、レストラン、リラクゼーション、宿泊などを無料もしくは割引価格で利用できます。
しかし、2019年以降さまざまなクレジットカード会社がプライオリティパスに関する改悪を行っており、利用する上での制限が設けられています。
プライオリティパス付きクレジットカードが改悪される大きな原因が、クレジットカード会社が負担するコストの増加です。
プライオリティパス付きクレジットカードを発行しているクレジットカード会社は、プライオリティパス側に費用を支払うことでエンドユーザーにプライオリティパスへのアクセスを付与しています。
ところが、プライオリティパスを使ってラウンジやレストランなどを複数はしごするラウンジホッピングなどが増えていることを受けて、クレジットカード会社がサービスを提供し続けることが経済的に困難になっているのが実情です。
クレジットカード会社の負担を軽くするための対策として、サービスの終了や制限といったプライオリティパス付きクレジットカードの改悪が続いています。
プライオリティパスの改悪情報
2024年10月以降、クレジットカードに付帯されるプライオリティパスが改悪されています。
以下は、対象のクレジットカードとプライオリティパスの改悪が開始された・開始されるスケジュールです。
三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社のプラチナ会員 | 2024年10月1日以降 |
JCBゴールド ザ・プレミア会員 | 2024年10月31日以降 |
JCBプラチナ会員 | 2024年10月31日以降 |
JCBザ・クラス会員 | 2024年10月31日以降 |
楽天プレミアムカード会員 | 2025年1月1日以降 |
三井住友カード会員 | 2025年4月1日以降 |
ダイナースクラブカード | 2025年4月1日以降 |
改悪される内容
プライオリティパス付きのクレジットカードは、リフレッシュ施設、レストラン施設などさまざまな分野で改悪される予定です。
対象となる施設は羽田国際空港で2施設、成田空港で5施設、関西国際空港で2施設、中部国際空港で3施設、鹿児島空港で1施設となっており、日本国内の13もの施設で影響します。
以下は、それぞれの空港における改悪内容の詳細です。
羽田国際空港 | 第1ターミナル | Foot Bath Cafe & Body Care LUCK | リラクゼーション |
羽田エアポートガーデン | All Day Dining Grande Aile | レストラン | |
成田空港 | 第1ターミナル | 肉料理やきすきやんま | レストラン |
Japanese Grill & Craft Beer TATSU | レストラン | ||
第2ターミナル | 鉄板焼 道頓堀 くり田 | レストラン | |
9h nine hours Narita Airport | 宿泊 | ||
第3ターミナル | ぼてぢゅう屋台 | レストラン | |
関西国際空港 | 第1ターミナル | Botejyu1946 | レストラン |
Japan Travelling Restaurant by BOTEJYU | レストラン | ||
中部国際空港 | 第1ターミナル | The Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Bar | レストラン |
海膳空膳 | レストラン | ||
ぼてぢゅう | レストラン | ||
鹿児島空港 | ターミナル内 | Body Care LUCK | リラクゼーション |
数多くの空港にて、レストラン、リラクゼーション、宿泊において1度の来店で1人あたり3,400円(税込)までの割引が行われていました。
しかし、改悪後は空港ラウンジへの入場のみが特典対象となっており、上記の施設を利用する場合は別途料金が発生します。
ダイナースクラブカードは海外の空港レストラン・リフレッシュ施設の利用は引き続きOK。
国内線のみ利用不可となります。
当然、同伴者への無料サービスもなくなるので、「飛行機の乗り継ぎ時間を使って食事やリラクゼーションを楽しみたい」「プライオリティパスを使って対象のレストランで腹ごしらえしたい」と考えている方は注意してください。
海外のプライオリティパスラウンジをお得に使える最強クレジットカード2選!
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
当サイトが最もおすすめしたいプライオリティパス付きのクレカがセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・
セゾンプラチナビジネスアメックスは、初年度年会費無料(通常:22,000円(税込))でカード新規発行が可能。
つまり、カード本会員は1年間無料でプライオリティパスラウンジへ入室可能に。
さらに、セゾンプラチナビジネスアメックスに付帯されるプライオリティパスのランクはプレステージ会員(約75,000円)。
プライオリティパスの改悪の影響を受けることなく快適な時間を満喫したい場合に最適です。
また、プライオリティパスだけでなく下記のような魅力的な特典も付帯されています。
・初年度年会費無料
・国内空港ラウンジ無料
・タブレットホテル会員権が無料(通常:年会費9,900円)
・JALマイルの還元率が最大1.125%(SAISONマイルクラブへの入会(5500円税込)が条件)
・最高1億円の海外旅行保険付帯
・国内ホテル・レストランの優待オントレ entréeが無料
・セゾンプレミアムレストランby接待日和が無料(通常:33,000円)
・一休ダイヤモンド会員が半年間無料
・セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュが無料(入会金330,000円、年会費275,000円)
・24時間対応のコンシェルジュサービス
セゾンプラチナビジネスアメックスカードはポイントに関するメリットも多く、貯めたポイントを有効活用することで日常の出費を大幅に削減可能です。
蓄積されるポイントは永久不滅ポイントとなっており、名称からも分かるように有効期限がありません。
永久不滅ポイントは200ポイント=900円分の支払いに使えるほか、Amazonギフトカードや200ポイント=500マイルでJALのマイルに交換できるところも特徴的です。
JALマイルの還元率は最大1.125%となっているため、セゾンプラチナビジネスアメックスカードを賢く活用することで航空券代などの旅費の節約にも繋がります。
セゾンプラチナビジネスアメックスはビジネスカードという位置付けですが、
サラリーマンの方でもお申し込み可能です!
参考として、下記のようなプライオリティパスを発行できるクレカの比較表を作成してみました!
総じてセゾンプラチナビジネスアメックスは他社のクレカと比較しても非常に魅力的なカードと断言できます。
旅好きにとって、セゾンプラチナビジネスアメックスは発行しないと間違いなく後悔するクレカでしょう。
私は20代年収300万円程度のときにセゾンプラチナビジネスアメックスの申し込みを行い審査通過。
プラチナカードは審査難易度が高そうに思えますが通過率は高いのかもしれません。
ぜひ、セゾンプラチナビジネスアメックスを発行して、ワンランク上の上質な旅をお楽しみください。
カード基本情報 | |
ブランド | American Express® |
年会費 | 22,000円(税込)※初年度年会費無料 |
追加カード | 一人3,300円(税込) ※18歳以上の社員、または本会員と生計をともにする18歳以上の家族が対象 |
空港ラウンジ | プライオリティパス プレステージ会員が無料(約75,000円) ※1米ドル161円換算 |
入会条件 | 18歳以上の安定収入のある方 ※個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) |
特徴 | ・初年度年会費無料 ・プライオリティパスのプレステージ会員が無料(約75,000円) ・JALマイルの還元率が最大1.125%(SAISONマイルクラブへの入会(5500円税込)が要件) ・国内空港ラウンジ無料 ・タブレットホテル会員権が無料(通常:年会費9,900円) ・国内ホテル・レストランの優待オントレ entréeが無料 ・一休.comダイヤモンド会員特典が6ヶ月間無料 ・最高1億円の海外旅行保険付帯 ・セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュが(入会金330,000円、年会費275,000円) ・セゾンプレミアムゴルフサービス ・24時間対応のコンシェルジュサービス ・ビジネスサポートローン ・ビジネスアドバンテージ ・顧問弁護士サービスリーガルプロテクト |
関連記事>>【1月】セゾンプラチナビジネスアメックス入会キャンペーン情報!
ダイナースクラブカード
さまざまな特典をお得に活用したいなら、ダイナースクラブカードも検討してみましょう。
ダイナースクラブカードは会員特典が多く、空港ラウンジは国内・国外の両方に対応しています。
国内ラウンジは利用回数無制限、海外ラウンジでは年間10回まで無料で利用できる(空港レトラン・リラクゼーション施設の利用もOK)ため、乗り継ぎ時やフライト前後にラグジュアリーな時間を過ごしたい場合におすすめ◎
さらに、2025年1月6日より新規入会キャンペーンを開催中!
2025年1月6日~3月31日お申し込み分(2025年4月30日ご入会まで)の本会員年会費(24,200円 税込)、家族会員(5,500円 税込)が初年度無料で発行できます!
すなわち、プライオリティパスラウンジを家族で無料で利用できます!
ただし、注意点として、ダイナースクラブカードは入会条件に年齢制限が設けられています。
27歳以上で安定した収入があることが審査を通過するための条件に挙げられているほか、クレジットヒストリーや実績もチェックされることを覚えておきましょう。
カード基本情報 | |
ブランド | ダイナースクラブカード |
年会費 | 24,200円(税込) |
追加カード | 1~2枚目無料(追加カード発行は4枚まで) 3,4枚目の追加カードのみ:1枚当たり年間5,500円(税込) |
空港ラウンジ | プライオリティパス同等の国内外1,500ヵ所以上の空港ラウンジ・空港レストランが年間10回まで無料 ※家族カードも年間10回まで無料 ※11回目以降は1回の利用につき3500円(税込) |
入会条件 | 27歳以上の安定収入のある方 |
特徴 | ・国内外1,500ヵ所の空港ラウンジが年間10回無料 ・ANAマイルの還元率が1% ・厳選ホテル、旅館の最安値予約&会員限定特典 ・対象レストランが2名以上利用時に1名分無料 ・予約困難な人気店の予約 ・最高1億円の海外旅行保険 ・会員限定イベントへのご招待 |
2025年はセゾンプラチナビジネスアメックスを発行しよう
空港でワンランク上の時間を過ごすために必要不可欠なプライオリティパスですが、改悪によって快適性の低下が加速しています。
2025年1月現在はセゾンプラチナビジネスアメックスカードの発行が最も賢い選択です。
改悪の情報をこまめに収集するのはもちろん、クレジットカード選びにも重点を置き、コストパフォーマンスが高いプライオリティパス付きクレジットカードを手に入れてくださいね。