仁川空港から出国する場合、ソウル駅で搭乗の事前チェックインを済ませられることはご存知ですか?
空港でのチェックイン手続きの時間を削減できるのはもちろん、ソウル駅で受託手荷物も預けられるため、ソウルでの最後の時間を有効活用したい場合におすすめです。
この記事では、ソウル駅での事前チェックインの基本情報、手続きの流れ、メリット、デメリット、注意点について解説していくので、利用を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
Yusuke
- 28歳、都内在住
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ソウル駅で利用できる事前チェックインの概要
ソウル駅の事前チェックインに関して、「そもそもどういう仕組みなのか分からない」「駅で搭乗チェックインができるってどういうこと?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ソウル駅都心空港ターミナルの詳細、事前チェックインの利用条件、対象の空港、対象の航空会社といった概要について説明していきます。
ソウル駅都心空港ターミナルとは?
ソウル駅都心空港ターミナルとは、その名の通り都心に位置する空港ターミナルのことを意味します。
ソウル駅構内に事前チェックインができる空港ターミナルが配置されており、当日便に搭乗予定の利用者が都心であらかじめチェックイン手続きや出国手続きを済ませられるシステムです。
受託手荷物も同時に預けられるため、空港に移動するまでの時間をソウル市内で快適に過ごせます。
なお、搭乗手続き及び受託手荷物の預け入れは5:20~19:00、出国審査は5:30~19:00が利用時間となっています。
利用条件
ソウル駅での事前チェックインを利用できるのは、該当する9つの航空会社を利用して仁川空港の国際線から出発する方です。
国内線は対象外となっているほか、搭乗日の当日のみ利用可能という点にも気を付けましょう。
また、事前チェックインの手続きを済ませるにあたってAREX直通列車のチケットを持っていることも必須となります。
対象の空港
ソウル駅の事前チェックインは仁川空港のみを対象としているサービスとなっており、金浦空港の搭乗者は利用できません。
対象の航空会社
ソウル駅の事前チェックインは、合計9つの航空会社を対象としたサービスです。
・アシアナ航空
・チェジュ航空
・ティーウェイ航空
・エアソウル
・エアプサン
・イースター航空
・大韓航空
・ジンエアー
ソウル駅で利用できる事前チェックインの手順
ここでは、ソウル駅での事前チェックインの流れについて5つのステップに分けて解説します。
STEP1:ソウル駅地下2階にあるAREX専用カウンターに向かう
ソウル駅で事前チェックインを行うにあたって、AREXの直通電車のチケットが必須。
事前チェックインカウンターへのアクセスにはAREXのチケットが必要となっており、チェックイン手続きの際にもチケットの提示を求められます。
チケットはソウル駅の地下2階にある窓口か自動販売機で購入できる仕組みなので、まずはAREXの専用カウンターへ向かいましょう。
ソウル駅構内には上記のように各電車の乗り場まで分かりやすく行けるように床にテープが設置されています。
「Airport Lane」というテープに沿っていけば、ソウル駅都心空港ターミナルへ簡単へアクセスできます。
AREXのカウンターまでの行き方は下記記事で詳しく解説しています。
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STEP2:AREXの直通電車の切符を購入する
ソウル駅の地下2階に到着したら、窓口か自動販売機でAREXの直通電車のチケットを購入します。
飛行機の搭乗時間を逆算し、余裕を持った時間を予約するのがおすすめです。
なお、AREXのチケットはネットでも販売されています。
ハイシーズンはチケットが予約で埋まってしまうこともあるため、不安な場合はあらかじめネットで購入しておきましょう。
AREXの最新の時刻表はこちらよりご確認いただけます。
事前チェックインを行う場合は直通列車の乗車券が必須です。
一般列車は利用できないので注意してください。
STEP3:チェックイン手続きを行う
AREXの専用チェックインカウンターには、さまざまな航空会社のブースが設置されています。
自身が搭乗予定の航空会社のブースへ行き、空港でのチェックインと同様に手続きを進めていきます。
パスポート、航空券の詳細、A’REXのチケットのQRコードが必要になるので、すぐに取り出せるように準備しておくのがおすすめです。
なお、仁川空港の第一ターミナルから出発する場合は出発時刻の3時間前、第二ターミナルでは3時間20分前までに手続きを済ませる必要があります。
STEP4:手荷物を預ける
ソウル駅での事前チェックインでは、空港と同様に受託手荷物の預け入れも行います。
受託手荷物の中に危険物などが入っていないか質問されたら正直に回答し、預け入れが完了すると搭乗券が発行されます。
ただし、「現在、手荷物の検査が進行中」と記載された紙を発行された場合は、紙に記載されている時間になるまでチェックインカウンターの近くで待機しましょう。
受託手荷物に問題があった場合はアナウンスがかかりますが、特に呼び出しがなければ無事に預け入れ完了となります。
STEP5:出国手続きを済ませる:
受託手荷物を預けたら、チェックインカウンターの左側にある出口から出国審査へ向かいます。
パスポートと発行された搭乗券を提示し、パスポートにスタンプを押してもらえばOKです。
なお、事前チェックインの出国審査は5:30~19:00までとなっているため、時間内に手続きを済ませるようにしましょう。
ソウル駅の事前チェックインを行うメリット
ソウル駅での事前チェックインには、利便性や快適性を向上する3つのメリットがあります。
以下では、それぞれについて詳しくご紹介していきます。
手ぶらで空港へ行ける
ソウル駅で事前にチェックインを済ませておけば、空港に行く前に受託手荷物を預けられます。
スーツケースなどの大きな荷物を持って回る必要がなく、公共交通機関を利用する際に移動しやすいのもポイントです。
仁川空港で専用レーンを使い、スムーズに出国できる
仁川空港では、ソウル駅にて事前チェックインを行った搭乗者向けに専用レーンを設けています。
出国ゲートの一般入り口の隣に「都心空港ターミナル利用者」というレーンがあるので、混雑時でも比較的スムーズに通過できます。
ギリギリまでソウル市内で遊べる
あらかじめソウル駅でチェックインを済ませておけば、空港でチェックインや受託手荷物の預け入れを行う必要がありません。
空港で手続きする時間を大幅に削減できるため、通常よりも長い時間ソウル市内を観光できるところがメリットです。
ソウル駅の事前チェックインを行うデメリット
利便性の良さを実感できる事前チェックインですが、当然デメリットも存在します。
ここでは、4つのデメリットについて深堀します。
ソウル駅まで行く手間が発生する
事前チェックインを利用するにあたって、荷物を持ってソウル駅まで移動する必要があります。
ソウル駅の近くに滞在している場合は便利ですが、宿泊するホテルの立地によっては移動に時間や手間がかかります。
もし事前チェックインを使いたい場合は、ソウル駅へアクセスしやすい場所に泊まるのがおすすめです。
お土産を大量に購入できない
ソウル駅で事前チェックインを済ませるデメリットとして、お土産の購入に制限が出る点が挙げられます。
事前チェックインの段階でスーツケースなどの受託手荷物も預けることになるため、チェックイン後に購入するお土産は全て機内持ち込みしなければなりません。
機内持ち込み荷物には重量や大きさなどの条件が設けられており、大量にお土産を購入するとオーバーしてしまう点に注意しましょう。
液体物の購入ができない
ソウル駅で事前チェックインを行ってしまうと、チェックイン後に液体を購入した場合に機内持ち込みする必要があります。
液体物の機内持ち込みには厳しい制限があり、最大で1本100mlまでしか持ち込めません。
もし化粧品やドリンクなどの液体物を購入する予定があるなら、チェックインの前に買い物を済ませて受託手荷物の中に入れておくことが大切です。
美容品などの液体物は100ml以上は機内へ持ち込み不可。そのため、スーツケースへ預けるのが必須。事前チェックイン前日に買い物を済ませておく。
不定期便で事前チェックインの利用はできない
例え仁川空港から国際線に搭乗する場合でも、不定期便は事前チェックインの対象外です。
また、チャーター便や団体便も利用不可となっているほか、コードシェア便でも事前チェックインできないケースがあるため、利用を希望する場合はあらかじめ確認しておくことが大切です。
事前チェックインに関するQ&A
ここでは、ソウル駅の事前チェックインに関して頻繁に寄せられる質問に回答していきます。
万が一予約したAREXに乗り遅れたら?
ソウル駅で事前チェックインを済ませるにあたって、あらかじめAREXのチケットを購入しておく必要があります。
こちらのチェックインカウンターで変更可能
もし予定していたAREXの時間に乗り遅れてしまった場合は、すぐにAREXのカウンターでチケットの時間変更を依頼しましょう。
事前購入していたAREXに乗車できなくても、飛行機の出発時刻までに仁川空港に到着できれば搭乗できます。
ただし、シーズンや時間帯によっては次の便のAREXへの振替が難しいこともあり、場合によっては普通列車に乗って空港まで向かうことになる可能性も考えられます。
AREXのチケットを払い戻すにあたって手数料がかかる可能性もあるため、時間の余裕を持ってソウル駅に戻ることが大切です。
まとめ
ソウルでの時間を最大限に楽しみたいなら、ソウル駅での事前チェックインを活用しましょう。
空港でのチェックイン手続きの時間を省けるのはもちろん、受託手荷物を早い段階で預けられるので快適性を高められます。
ただし、チェックイン後に購入するお土産は全て機内持ち込み荷物に含まれるため、計画的に買い物を済ませることが重要です。
メリットとデメリットについてしっかりと考え、出発直前までソウルで充実した時間を過ごしてくださいね。