広々とした室内、種類豊富なアルコール、ビュッフェ形式の軽食など、魅力満点の空港ラウンジですが、「一部の特別な人しか使えないのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
実は、ポイントを押さえれば誰でも手軽に無料で空港ラウンジを利用することができます。
空港ラウンジ初心者の方に向けて、空港ラウンジの概要、種類、使い方について徹底解説していきます。
空港ラウンジの知識を深めて、旅を充実したものにしましょう!
Yusuke
- 28歳、都内在住
- ホテルステイは年間70泊以上
- これまで発行したクレジットカードは30枚以上
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空港ラウンジとは?
空港ラウンジとは、フライト待ち時間をリラックスして過ごせるよう設けられた特別な施設です。
一般的な待合室とは異なり、ワンランク上のサービスが提供されており、特定の条件を満たすことで利用できます。
出発前に利用することが一般的ですが、到着後に利用できるラウンジも存在します。
・旅行や出張で空港を利用することが多い方
・上質な空間でゆったりと過ごしたい方
・空港内で飲酒・飲食、シャワールームの利用などを楽しみたい方
空港ラウンジの種類やサービス内容
空港ラウンジは航空会社が運営するラウンジ、プライオリティパスを所有することで入室できるラウンジ、クレジットカードの所有で利用できるカードラウンジの3つのタイプに分類され、国内線だけでなく国際線のターミナルにも設置されているのが特徴です。
各ラウンジの特徴を以下にまとめてみたので、違いについて確認してくださいね。
航空会社ラウンジ | プライオリティパスラウンジ | カードラウンジ | |
入室条件 | 各航空会社の上級会員・ビジネスクラス、ファーストクラスの搭乗客 | プライオリティパスの所有者 (約75,000円の年会費を支払う必要あり) |
指定のクレジットカードを保有している(ゴールドカードなど) |
雰囲気 | 高級感がある | 高級感がある | ややカジュアル |
Wi-Fi | 有り | 有り | 有り |
充電用コンセント | 有り | 有り | 有り |
食事の提供 | ビュッフェ式の軽食、ヌードルバー | ビュッフェ式の軽食、ヌードルバー | お菓子など |
ドリンクの提供 | ソフトドリンク及びアルコール | ソフトドリンク及びアルコール | ソフトドリンク(アルコールは有料のケースが多い) |
シャワールーム | 有り | 有り | 有り(有料のケースが多い) |
では、それぞれのラウンジについてさらに詳しくチェックしていきましょう。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジはその名の通り、航空会社が直接運営しているラウンジになります。
利用できる方は限定されており、ファーストクラス・ビジネスクラスの搭乗者、航空会社の上級会員などです。
国内線ではJALやANAなどのラウンジがあり、国際線では外資系の各エアラインがラウンジを運営しています。
飛行の搭乗実績や飛行距離などの厳しい条件をクリアする必要があるため、サービス内容はプライオリティパスやカードラウンジよりも充実しています。
国内線の航空会社ラウンジ
航空会社が運営する国内線のラウンジでは、生ビールやアルコールのサービス、マッサージチェア、半個室型ブース、シャワールームなどが用意されています。
国際線の航空会社ラウンジ
航空会社が運営する国際線のラウンジは国内線ラウンジとは一線を画す内容。
ビュッフェ形式の軽食、ワインや焼酎、ウイスキーなど豊富なアルコール類、アメニティ類が充実したシャワールームが設置されています。
成田空港国際線のANAラウンジで提供されている朝食やアルコール
いつもより少し早めに空港に到着し、空港ラウンジでお酒や軽食を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごす。
国際線の航空会社ラウンジには、そんな贅沢があなたを待っています。
また、外資系航空会社の場合、スパやマッサージなどの施術を行っているラウンジもあり、日系の航空会社よりもラグジュアリー感を体験しやすい点が特徴。
例えば、日本人にもお馴染みのタイ航空のビジネスクラス・ファーストクラスの搭乗客はそれぞれ20分、60分のタイマッサージを無料で体験できます。
プライオリティパスラウンジ
プライオリティパスラウンジとは、空港ラウンジ利用の会員制サービス「プライオリティパス」を所有することで利用できるラウンジのことです。
プライオリティパスで利用できるラウンジは、全世界で1,300以上もあり、同サービスを手掛ける競合他社と比較しても世界最大級のサービスになります。
プライオリティパスで入室できる空港ラウンジ内には、航空会社が運営するラウンジ同様、軽食やアルコール、シャワールームなどが用意されており、出発まで極上のひとときを過ごせます。
例えば、羽田空港国際線ターミナル内のプライオリティパスで利用できる、TIATラウンジ内の様子はこんな感じ。
シックで上質な空間が広がります。
TIAT LOUNGE内で楽しめる軽食やアルコールなど。
・ラウンジによっては、航空会社が運営するラウンジも利用できる。
例えば2024年現在、関西国際空港のANAラウンジがプライオリティパスで利用できます。
・空港によっては空港レストランで本格的な料理を楽しめる。
例えば2024年現在、関西国際空港のぼてじゅうでは、3,400円相当のメニューをプライオリティパスで無料で飲食可能。
プライオリティパスラウンジを年間無制限で利用できる会員になるためには日本円で約75,000円も支払う必要があります。
しかし、年会費75,000円を0円で利用する方法を後述するので参考にしてみてくださいね。
関連記事>>プライオリティパス付きおすすめクレジットカード12枚を徹底比較【2024年12月版】
カードラウンジ
カードラウンジは、指定のクレジットカードを持っていれば基本的に誰でも入室可能なラウンジのことです。
基本的に各クレジットカード会社が提供するゴールドカードやプラチナカードを所有していると利用できます。
また、指定のクレジットカードを所有していなくても1名あたり1,000円〜1,500円支払うことでアクセス可能。
同伴者については、クレジットカードの種類やランクによって1名まで無料で入場OKの場合と有料になるケースがあるので、利用する場合は事前に空港のホームページ等から利用事項のチェックをおすすめします。
シャワールームやアルコールは有料となっていますが、空港によってはシャワールームがないラウンジもあるので注意が必要です。
空港ラウンジの使い方・利用条件
次に、航空会社ラウンジ、プライオリティパスのラウンジ、カードラウンジの使い方・利用条件について詳しく解説していきます。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジを利用する最も一般的な方法が、ビジネスクラスやファーストクラスへの搭乗。
ANAやJALを含む一部の航空会社では、プレミアムエコノミークラスの航空券でもラウンジの利用OKとなっているケースがあります。
航空会社の公式サイトから購入する
航空会社の上級会員やビジネスクラス、ファーストクラスに搭乗しなくても、各航空会社の公式サイトから事前にラウンジ利用券の購入も可能です。
例えば、JALの国内線サクララウンジの利用券は1人3,000円。
国際線のANAラウンジは事前申し込みで1人4,000円で利用できます。当日申し込みは1人6,000円。(予約した航空券の種類によっては利用できない場合あり)
各航空会社によって、有料で利用できる場合とできない場合があるので利用する場合は必ず航空会社の公式ホームページをチェックするようにしましょう。
フリマアプリでラウンジ利用券を購入する
ユナイテッドクラブ、JAL、ANAなどの入場券が多く、お得に空港ラウンジを使いたい場合におすすめ。
尚、利用券や割引券には有効期限が設けられているので、旅程をカバーしているかしっかりと確認してから購入しましょう。
プライオリティパスラウンジ
プライオリティパスには3つの種類があり、年間無制限でプライオリティパスラウンジを利用できるプレステージ会員になるためには、469ドル約75,000円支払う必要があります。
75,000円なんて、庶民にはとてもじゃないけど払えない....
私自身プライオリティパスを所有していますが、実は去年からタダでプレステージ会員のプライオリティパスを利用しています。
そんな方法があるのか...?と思われる方もいらっしゃると思います。
そんな方法、あるんです!!
それが、初年度年会費無料(通常:22,000円(税込))のセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下:セゾンプラチナビジネスアメックス)の発行!
セゾンプラチナビジネスアメックスを発行すると、無料でプレステージ会員のプライオリティパスをGETできます!
また、全国にある高級レストランの1人分の費用が無料になる「セゾンプレミアムレストランby招待日和」や最大1億円の海外旅行保険付帯、JALマイルの還元率が1.125%などプライオリティパス以外の特典も盛りだくさん!
ビジネスカードという位置付けですが、経営者だけでなくサラリーマンの方やフリーランスの方でもお申し込みできるのでご安心ください。
参考としてプライオリティパスが発行できるクレカの比較表を作成してみました。やはりセゾンプラチナビジネスアメックスは他のクレカと比較してもかなりお得で魅力的なカードと言えます。
楽天プレミアムカードを既に所有している方は、
約1ヶ月後には年5回までの利用制限になるため、早めの切り替えがおすすめ!
旅好きにとって、セゾンプラチナビジネスアメックスは発行しないと間違いなく後悔するクレカでしょう。
初年度年会費無料(通常:22,000円 (税込))のセゾンプラチナビジネスアメックスを発行して、ワンランク上の旅を楽しんでください!
カードラウンジ
カードラウンジを利用する場合、ラウンジの入り口で指定のクレジットカードを使います。
カードリーダーにタッチする方法が一般的ですが、海外の空港では係員に提示するパターンもあります。
カードラウンジに興味がある方のために、以下では空港ラウンジが利用可能なクレジットカードの一例を紹介します。
クレジットカード会社 | 種類 |
楽天カード | ・ゴールド ・ブラック |
エポスカード | ・ゴールド ・プラチナ |
JCBカード | ・プラチナ ・ゴールド |
アメリカン・エキスプレス | ・グリーン・カード ・ゴールド・カード ・プラチナ・カード ・マリオットボンヴォイアメックスカード |
三井住友カード | ・プラチナ ・プラチナプリファード ・ゴールド(NL) ・ビジネスオーナーズゴールド |
三菱UFJカード | ・ゴールドプレステージ ・プレミオ |
JALカード | ・プラチナ ・CLUB-Aゴールドカード ・OPクレジット ・ダイナースカード |
ANAカード | ・ゴールド ・VISAプラチナプレミアムカード ・ダイナースプレミアムカード |
特徴として、プラチナ、ゴールド、プレミアムカードといったランクの高いクレジットカードを対象としています。
現金で購入する
空港のラウンジは、現金を支払って入場することも可能です。
カードラウンジは1人1,000円前後となっており、4~12歳までの子どもは500円程度とされているのが一般的。
また、JALのサクララウンジやANAラウンジなどのエアラインラウンジについては、航空券の種類によって3,000~4,000円が利用料金の目安となることを覚えておきましょう。
支払い方法に現金のみを提示している航空会社が多く、クレジットカードやクーポンは使えないという点に気を付けてくださいね。
空港ラウンジでの同伴利用
空港ラウンジを利用する際に気になるポイントが同伴者利用ができるのかどうか。
こちらの項目ではそれぞれのラウンジの同伴利用について解説していきます。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジの同伴者では、航空会社の上級会員やビジネスクラス・ファーストクラスの搭乗客の場合、空港ラウンジの同伴者利用は無料になるケースが多いです。
ただし、各航空会社によってルールは異なりますので、航空券の予約をする際にしっかりチェックするようにしましょう。
関連ページ>>ANA公式サイト 「空港ラウンジ ご利用基準一覧表」
関連ページ>>JAL公式サイト 「ラウンジご利用方法」
プライオリティパスラウンジ
プライオリティパスのラウンジ同伴者の利用については、原則、有料となります。
料金はラウンジごとに異なりますが、一般的には$32程度が相場です。
同伴者も含め無料でプライオリティパスを利用したいといった場合は、前述したセゾンプラチナビジネスアメックスのようなクレジットカードを夫婦、カップルそれぞれで所有されることをおすすめします。
カードラウンジ
カードラウンジについては、カードによって、カード会員本人様のみ入室可能といった場合やカード会員本人様+同伴者1名までといったようにルールが異なります。
利用される場合は各カード会社のルールに従って利用するようにしてください。
空港ラウンジを利用する上でよくいただく質問
ここでは、空港ラウンジについて当ブログに寄せられる疑問点について回答していきます。
LCCに搭乗する場合も利用できる?
LCC利用時であっても、指定のクレジットカードを持っていればカードラウンジを使うことができます。
もし「ランクの高いクレジットカードは持っていない」「航空会社のラウンジを使いたい」という場合は、規定の利用料金を支払えばLCC搭乗者でもラウンジの利用OKです。
また、世界1,300を超える空港のラウンジが使えるプライオリティ・パス会員に加入すると、LCC搭乗時でも自由に空港ラウンジが使えるのでおすすめです。
プライオリティパスを発行する際は
初年度年会費無料のセゾンプラチナビジネスアメックスカードが断然おすすめです!
カードラウンジは家族も一緒に使える?
家族もカードラウンジを使えるかどうかは、持っているクレジットカードの種類やランクによって違います。
クレジットカードの空港ラウンジ利用条件については、主に以下のように分かれているのが一般的です。
・クレジットカード保有者のみラウンジ使用可能
・同伴者1名まで使用可能
・家族カードを保有する家族は無料
「クレジットカード保有者のみラウンジ使用可能」という条件が付いている場合は、残念ながら家族の分は有料になってしまいます。
子どもも有料なので、利用を検討している方は注意してくださいね。
一方で「同伴者1名まで使用可能」と記載されているクレジットカードなら、家族に限らず誰でも1名まで一緒にラウンジに入れます。
もちろん、夫婦、親、兄弟、親族といった家族を同伴者にできるので、家族旅行の場合でも安心ですね。
ちなみに、「家族カードを保有する家族は無料」というクレジットカードを保有していて、なおかつ一緒に旅行している家族が家族カードを持っている場合は、ラウンジを無料で使えます。
「メインカードと家族カードの保有者は1名ずつ同伴可能」という条件付きのクレジットカードであれば、メインカードと家族カードを持つ両親がそれぞれ子どもを1名ずつラウンジに同伴するといった使い方もできますよ。
クレジットカードを忘れてもラウンジに入場できる?
カードラウンジは、指定のクレジットカードを忘れると入場できません。
クレジットカードの本体が必要なので、スマートフォンなどに入っているモバイルカードはNGということを覚えておきましょう。
また、家族カードを使って同伴者と入場する場合も、家族カード本体を提示するシステムになっています。
特に複数のクレジットカードなどを持っている方は、空港ラウンジの利用に必要なクレジットカードを忘れないようにしてくださいね。
プライオリティパスのラウンジは1日1回まで?
結論、セゾンプラチナビジネスアメックス等で発行できるプレステージ会員のプライオリティパスは1日の利用に制限はありません。
例えば、空港レストランで食事を堪能したあと、空港ラウンジでのんびり過ごすといった事も可能です。
時間に余裕のある方は空港ラウンジのホッピングツアーを実施しても面白いかもしれませんね!
空港ラウンジを利用して快適な時間を過ごそう!
空港ラウンジを活用することで、より快適な旅行を楽しめます。
ラウンジの種類や国内線か国際線かによってサービス内容は異なるものの、ドリンクやWi-Fiとともに広々とした空間で待ち時間を過ごせるのは魅力です。
ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗者、最上級会員、ステータスの高いクレジットカード保有者でなくても、フリマアプリの活用や現金を支払うことで手軽に空港ラウンジに入れます。
条件を満たせばLCC搭乗時にも利用できるので、使い方のコツや入り方などを把握しておきましょう。
空港ラウンジを賢く使い、いつもと違ったラグジュアリーな旅を叶えてくださいね。