
旅好きなら誰もが一度は乗ってみたいと思う国際線ファーストクラス。
2025年に人生で初めてANAの国際線ファーストクラス羽田→ロンドン・ヒースロー線に搭乗してきました。
そこで今回はANA国際線ファーストクラス「THE Suite」の搭乗ブログレビューをお届けしていきます。
ANAファーストクラスの座席やミシュランレストラン監修の豪華フルコース機内食まで余すところなく、ぜひ参考にしてみてください!
タップできるもくじ
ANA国際線ファーストクラスチェックイン
まずはANAスイートチェックインカウンターでチェックイン手続きを行います。
利用できるのはファーストクラスの搭乗客・ANAダイヤモンドメンバーのみ。
スイートチェックインカウンターに入ってから入国審査の通過まで10分程度で完了しました。
今回は羽田からロンドンまでのファーストクラスの航空券はANAマイルを使って特典航空券を発券。
通常であれば、200万円overする路線に手数料6万円程度で搭乗することができました。
やはりマイルって夢がありますね!
ANAマイルをこれからがっつり貯めていきたいと考えている方はANAマイルの貯め方について下記記事で詳しく解説しているので併せてチェックしてみてください。
関連記事>>ANAマイルの貯め方10選!初心者でも簡単に10万マイル以上稼ぐ裏ワザとは?【完全ガイド】
ANA国際線スイートラウンジ
今回はファーストクラスに搭乗するのでANAスイートラウンジを利用しました。
ANAラウンジはラウンジエリア、バーエリア、ダイニングエリア、シャワールームの4つのエリアで構成されています。
席に着くとウェルカムドリンクなどのサービスもあり、通常のANAラウンジとは一線を画すクオリティ。
バーエリアでは入手困難なサントリーのジャパニーズウイスキーも飲み放題。
朝の時間帯には高級旅館で提供されるような豪華な和食御前、お昼から夜の時間帯には握りたてのお鮨などが提供されます。
ANA国際線スイートラウンジの様子は下記記事で詳しく解説しています。
併せてチェックしてみてください!
関連記事>>ANA国際線スイートラウンジを徹底ブログレビュー!羽田空港第2ターミナル
ANA国際線ファーストクラス「THE Suite」に搭乗
そろそろ、搭乗開始時刻です。
今回のフライトスケジュールは下記の通り。
使用機材 | B777-300ER |
フライト時間 | 14時間25分 |
2025年現在、ウクライナとロシアの戦争のため、ユーラシア大陸を横断する飛行経路を取れず、アラスカ州や北極ルートを採用。
そのため、通常より2時間程度フライトが長くなるため14時間超のフライトとなります。
エコノミークラスであれば過酷かもしれませんが、今回はファーストクラスなのでフライト時間が伸びることは嬉しい限り!
それでは飛行機に搭乗していきましょう。
運命の分かれ道はありがたく左を利用させていただきます。
こちらがANA最新ファーストクラス「THE Suite」になります。
B777-300ERの前方部分に8席だけ用意されている贅沢な空間。
シート配列は1-2-1。
中央はカップルシートになっており、中央のパーテーションを落とすことで夫婦や恋人とプライベートな時間を過ごせます。
シートのインテリアはTHE Roomはライトウッドのテイストでしたが、THE Suiteはダークウッドテイスト調で空飛ぶ執務室といった感じ。
とにかく縦の長さが広く、窓3.5個程度、座席にすると10席分ぐらいの広さがあるのではないでしょうか。
テレビは43インチの大型4Kモニター。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、かなり迫力があります!
THE Suite、THE Roomが搭載されたB777-300ERには機外カメラも設置されており、4Kディスプレイで臨場感あふれる機外の様子も楽しめます!
シートはTHE Room同様に扉が用意されており、飛行機が水平飛行状態になると、扉を閉めてプライベートな時間を過ごせます。
羽田→ロンドン線のTHE Roomの搭乗レビューは下記記事で詳しく解説しています。
関連記事>> 【ANA THE Room搭乗記】羽田⇄ロンドン線を超詳細レビュー!
モニターの操作はタッチパネル搭載のリモコンで行います。
収納スペースには電源アダプターやUSBアダプターも用意。
ヘッドホンはSONYのノイズキャンセリングタイプ。
アメニティポーチは1934年創業の英国王室御用達レザーグッズブランド、エッティンガー。
ビジネスクラスでもエッティンガーのブランドが用意されていますが、一回り大きめのサイズ。
また、CAさんがいらして機内で快適に過ごせるようなアイテムを持ってきてくれます。
リップクリームや足すっきりシートなどはファーストクラス限定。
そのほか、スリッパ、パジャマ、カーディガンが用意されていました。
パジャマはお持ち帰り可能。
JALのパジャマよりも生地に厚みがあり、自宅でも十分使えるクオリティでした。
JALのファーストクラスで提供されたパジャマの質は生地が非常に薄く、一回洗濯すると、生地が伸びて使い物になりませんでした...
2025年現在、ANAファーストクラスの搭乗客限定で響100周年限定ボトルが50,000円(税込)で販売されています。
ありがたく購入させていただきました。
ウェルカムシャンパーニュはフルートグラスで。
無事な旅で終えられることを祈って乾杯!
これまでANAに搭乗した際はプラカップでしか提供されたことが無かったので新鮮な気分です。
シャンパーニュの銘柄はKRUGではなく、ビジネスクラスのシャンパーニュのカステルノー。
せっかくのファーストクラスのウェルカムシャンパーニュなのだから、KRUGを出してもいいのでは?と思ってしまいました。
ANA国際線ファーストクラスの機内食(洋食)
ファーストクラス機内食での最初の一杯はKRUG。
機上でKRUGをいただけるなんて最高の贅沢。
収穫年の異なるヴィンテージワインを10種類以上ブレンドした、シャンパンの皇帝とも呼ばれる一杯。
やはり1本3万円超の本当に美味しい。
マロンやアロマを感じさせるような芳醇な旨みが広がります。
ちなみにJALファーストクラスで提供されるシャンパーニュのSALON2013は羽田発長距離路線で各線で1本のみの提供と条件が付いていますが、KRUGは複数本積んでいるようです。
今回は搭乗客が4名のみだったので1本分程度のKRUGをいただくことができました。
・ANAオリジナルアールグレイナッツスティック
・チキンとゴボウ ペストロッソマヨネーズ
・サーモンコンフィ
・ズッキーニのスカペーチェ
まずはアミューズから。
ビジネスクラスだとアミューズはスティックパイともう一品といったラインナップが多いですが、ファーストクラスは4種類提供されました。
どれも一口サイズの大きさでKRUGとの相性抜群!
テーブルクロスやカラトリーが綺麗に並べられて本格的な機上の晩餐がスタートです。
ここからはミシェラン2つ星レストラン「米村」監修のコース料理をご紹介していきます。
まずは前菜。
ホタルイカととり貝の燻製 ホワイトアスパラの味噌漬け キャビア添え。
ホワイトアスパラガスと味噌漬けの組み合わせが最高!
ホタルイカは臭みがややあり、ホワイトアスパラガスの味を邪魔しているような感じがしました。
そしてファーストクラスといえば、キャビアでしょ!ということでキャビアもいただきました。
一粒に旨みと塩味が凝縮されていて、シャンパンが進む進む!
たった10g程度で5,000円超えの代物です。
牛肉の二種のタルタルパイ ウニと海苔のパウダーを添えて。
パイがサクサクで美味しい。
高級フレンチ店で提供されるようなクオリティ。
ブレッドはバゲットと桜のブレッドを選択。
バゲットは硬すぎずて、冷めてて美味しくない....
ANAはエコノミー・ビジネスクラスも同様にパンのクオリティは低いですね。
個人的にはベトナム航空のビジネスクラスに搭乗した際にいただいたブレッドが最高に美味しかったです。
関連記事>>ベトナム航空ビジネスクラス搭乗記(羽田→ハノイ便)VN385便【2025年】
ガーデンサラダ。
こちらは特徴もなく、コンビニレベルかな。
お腹に余裕のない方はスキップしても問題ないでしょう。
スープはコーンスープ。
ビジネスクラスで提供されるコーンスープより濃厚。
インスタント感がなく美味しい。
メイン料理はお肉にしたので赤ワインを注文。
数多くのミシュラン星付きのファインダイニングでも採用されているケンゾーエステートのフラッグシップモデルrindo。
ナパヴァレーのワインらしい、コクが深く、スモーキーさを感じる一杯。
定価で1本15,000円程度する高級ワインがファーストクラスに乗れば飲み放題なんて、まさにこの世の贅沢ですね。
メイン料理は和牛のフィレ肉を選択。
和牛フィレ肉のステーキ ワカメ、筍のスッポン餡とデミグラスソース 木の芽を添えて。
焼き加減はミディアムレアで。
焼き加減はこれまで飛行機の中でいただいてきたステーキの中で最高のクオリティでした!
しかし、お肉があまり美味しくない。
和牛フィレ肉らしい程よいサシが乗っておらず、どちらかというビジネスクラスで提供される外国産フィレ肉のクオリティ。
うーんこれは残念。
付け合わせも、たけのことわかめをスッポン餡で絡めたものという謎の組み合わせ。
以前、JALファーストクラスに搭乗した際にいただいた和牛フィレステーキの見た目はイマイチだったものの、味は非常に美味しかったです。
ステーキのクオリティはJALの方が上かな。
ビジネスクラスで比較すると圧倒的にANAの方が盛り付けや料理のクオリティは高いんですけどね。
最後にデザートとして、季節のアイス盛り合わせをいただきました。
いちごのフローズンの上にバニラアイスクリームとストロベリーアイスクリームの組み合わせ。
アイスクリームはハーゲンダッツよりもワンランク上のアイスクリームを使っているのだそう。
迫力ある大画面で映画を楽しみながら、最高のお酒と最高の料理を楽しみひととき。
本当に素晴らしい時間でした。
食後のお酒は赤ワインからウイスキーに変更。
ロンドン・ニューヨーク線では響21年をいただくことができます!
ネット通販で購入しようとすると1本8万円程度の代物。
機内でベロベロに酔わないようにハイボールでいただきました。
本当はこんな高価なお酒をハイボールでいただくなんて邪道だと思いますが....(泣)
JALファーストクラスでもプレミアムなサントリーのジャパニーズウイスキーは飲めないので、お酒好きはANA国際線ファーストクラスの搭乗が正解ですね◎
ANA国際線ファーストクラスの軽食
コース料理終了後にお好きなときにお好きなだけ一品料理を注文できます。
まずはさつま揚げから。
うーん。
鹿児島出身だから分かりますが、これは美味しくない。
すり身がぱさぱさしていてイマイチ。
ビーフハンバーガー 黒胡椒ソース。
空の上でハンバーガーがいただけるなんて!と思い注文してみましたが期待外れ!
本格的なハンバーガーというより、スーパーのお惣菜コーナーで販売されているバーガーのクオリティ。
注文しないことをおすすめします。
鮭磯のり茶漬け。
出汁が薄すぎておいしくない....
永谷園のお茶漬けの方が数倍おいしいです。
ANA オリジナル ~恵みの北海道~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン。
「ANAの軽食と言えば、やはりラーメン!」ということで、2025年3月からリニューアルした味噌ラーメンを注文。
こちらはビジネスクラスの搭乗客の方でも注文できます。
誰かが注文すると、匂いにそそられて多くの方が注文する人気メニュー。
今回いただいた軽食の中でダントツで美味しかった。
空の上でこのクオリティをいただけるなんて、本当に感動です。
軽食については全体的にJAL国際線ファーストクラスの圧勝だと思います。
コース料理からの軽食料理のクオリティの低さに驚き....
もう少し料理のクオリティ改善に頑張ってほしいところ。
ANA国際線ファーストクラスで仮眠
今回のファーストクラス搭乗客は4名だったこともあり、中央の席をベッドルームとして使えました。
トイレでナイトウェアの着用や歯磨きをしている間にCAの方がベッドメイキングを済ませていただき、いつでも寝れる状態に。
さすがファーストクラス。
横になってみるとこんな感じ。身長172cm程度ですが、足を十分に伸ばして熟睡できます。
フルフラットにするとセミシングルサイズ程度のベッドになるため寝返りも楽々。
THE Roomよりも明らかに寝心地が最高。
さすがファーストクラス。
こんな極上の空間であれば何時間でも飛行機の中に乗っていたい!
普段眠りの浅い筆者ですが、5時間強熟睡することができたのでロンドン滞在中、時差ボケも起こさず快適でした。
ANA国際線ファーストクラスの朝食
起床後、到着前の食事ということで和食を選択しました。
メインの赤ガレイ塩焼を中心に白米と味噌汁、小鉢にキャベツと白魚のお浸し、ご飯のお供に海苔 納豆 絹糸塩こんぶといった構成。
しばらく海外で日本食を食べない方にとっては嬉しすぎるラインナップではないでしょうか。
本当はお酒を飲みたいのですが、空港到着後、ロンドン市内に向かわないといけないの我慢。
フルーツの盛り合わせ。
メロンやオレンジパイナップルなどが並びます。
フレッシュで美味しかったです。
最後に食後のデザートはいかがですか?とCAさんに言われたのでゆずブランシュを注文。
ゆずのさっぱりとしたシャーベットと、繊細な甘さのホワイトチョコレートと調和していて美味しかった。
空の上でこのクオリティのデザートがいただけるなんて感動です。
着陸前に緑茶と羊羹をいただいてこれにて機内での食事は終了です。
ANA国際線ファーストクラスでロンドンに到着!
ロンドン上空が見えてきました。
1年ぶりのヒースロー空港へ到着です。
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・旅のスタートを、特別なひとときにしたい....
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そんな願いを叶えるのが、プライオリティパスです。
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セゾンプラチナビジネスアメックスを発行すると、プライオリティパスを年間無制限で無料で利用できるプレステージ会員のプライオリティパスが無料付帯されます。
そのため、カード保有中は、空港ラウンジ・空港レストラン・リラクゼーション施設を無制限で利用OK!
「ビジネスカードって難しそう…」
「審査が厳しいのでは?」
そんな心配は無用!
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私自身、年収300万円程度の中小企業勤務時代に審査を通過しました。
プラチナカードと聞くとハードルが高く感じますが、通過率は高い傾向にあるようです。
プライオリティパスを発行すると、例えば下記のようなラウンジやレストランを無料で利用できるようになります。

羽田空港TIAT LOUNGE
成田空港 道頓堀くり田
仁川空港 スカイハブラウンジ
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このままでは、初年度年会費無料などの特典が改悪される可能性も....。
カードの特典が改悪される前に、セゾンプラチナビジネスアメックスを発行して、2025年のゴールデンウィークや夏休みの旅行を存分に楽しんでくださいね!
ANA国際線ファーストクラスは夢のような時間を体験できる!
今回は羽田発ロンドン行きのANA国際線ファーストクラスの搭乗記をお届けしてきました。
14時間超のフライトが5時間程度に感じるほど非常に快適でした。
有償ではかなり高額な国際線ファーストクラスですが、マイルを使った特典航空券であれば人生で一度、搭乗することは十分に可能です。
ぜひマイルを貯めて極上のフライトを体験してみてはいかがでしょうか。